歴史的にみて、発達した会議室が存在しないような国はあるのか歴史的にみて、発達した会議室が存在しないような国はあるのか

歴史的にみて、発達した会議室が存在しないような国はあるのか

それでは、歴史的にみて発達した会議室が存在しないような国はあるだろうか。
発達してないにしろ、そもそも”会議”と定義されているようなことは、
どこの国でも存在すると考えている。

 

ただ、この問題については、会議室の有無というよりも
建築文化や生活文化といった要素が関わってくるのではないだろうか。
「会議室」も「室」と名が付く以上、建築物の一種であると言えるからだ。

 

例えばある集落に各住民の住居と共同体で集まる集会所のような施設があったとする。
他にそのような施設や建物がないとしたら、
「会議をしましょう!」という境遇になったときには恐らくその集会所が使われることであろう。
あるいはその集会所もなければ、その集落の長のもとに集まって会議が始まるかもしれないし、
住居でも何でもなく川や井戸の側で会議が行われるかもしれない。

 

また違う例を挙げると、会議室を持たない集落どころか、
遊牧民族のように「定住しない」民族だっているのである。
そうした定住しない者の文化には、発達しているか否かにかかわらず、
そもそも「会議室」という文化自体が存在しないのではないだろうか。
あるとすれば、彼らは自身の移動の際に住居と一緒に会議室も移動させているということになる。

 

以前「『会議室』は『会議』のあるところでその歴史を発展させてきた」と述べたことがあるが、
こうして改めて考えてみると一概にそうも言えないことがわかる。
つまり、そもそも「会議室」になりうる建築や、
あるいは定住する住居を持たない文化圏では
会議室が存在しないことも多分に考えられるのである。